アネスト岩田株式会社様 導入事例

データ利活用の機運を高めるキーウォーカーの「Tableauトレーニング」「Tableau QAサポート」とは?

導入事例:アネスト岩田株式会社様

アネスト岩田株式会社 情報システム部 システム運用グループ 山口さん(左)
アネスト岩田株式会社 経営企画部 デジタル推進PJ チームリーダー 松本さん(右)


「真のグローバルワン・エクセレントメーカー」となるべく、「お客さま第一主義」の下、世界の市場ごとのお客様ニーズにお応えするために、最適な組織体制づくり、人材育成を進めている「アネスト岩田株式会社」。Tableauは2020年夏頃から導入済みの同社で、なぜ今回「Tableauトレーニング」「Tableau QAサポート」の利用に至ったのか。その背景なども踏まえて情報システム部システム運用グループ山口さんと経営企画部デジタル推進PJチームリーダー松本さんにお話を伺いました。

世界30拠点を超える国・地域で製造・販売を行っているグローバルメーカー。

ーーはじめに、事業内容や業務内容についてお聞かせ下さい。

松本さん:大きく分けて2つの事業を展開しています。
1つ目が「エアエナジー事業」です。エアエナジー事業では空圧・膨張・真空に関わる「社会必須のエネルギー」を効率的、かつ安定的に供給する、空気の総合マネジメントサービスを提供しています。 2つ目が「コーティング事業」です。コーティング事業では塗装機器というハードに留まらず、塗装・塗布方法や塗装・塗布技術などのソフトの提供と共に、「高効率、作業環境改善、地球環境保全」を追及している事業となります。
全体で世界30拠点を超える国・地域に製造・販売を展開しており、2022年5月をもちまして創業から97年目を迎えるグローバルメーカーです。
私は経営企画部に所属しており、全社に関わる問題の対処・解決・取りまとめを行っています。経営の好循環を生むように社内にある様々な無理・無駄の障害を取り除く業務改革プロジェクトを推進しています。また創業100年という節目に向けて、「顧客満足度の向上」というミッションも持っています。

山口さん:私はシステム運用グループに所属し、主にインフラ関連の保守業務を担当しています。SaaSのアプリケーションの検討・導入も私たちの部署で行っています。

データ集計に非常に時間がかかっており、データの扱いも属人化していた。

ーーTableauを業務に活かす上で課題になっていたことをお聞かせ下さい。

山口さん:ビジュアライズでデータを見ることに社内で抵抗感があったことと、Tableauを操作できるメンバーを増やしていかないといけないことが課題でした。
長年Excel上でデータをみるというのが社内では当たり前の環境でしたので、それをBIツールで見ていくことに抵抗感がありました。ただExcelの集計は長いと数日間に渡るなど非常に時間がかかっていましたので、まずは自動集計ができ省力化が期待できるTableauを導入する流れになりました。
またTableau導入直後にTableau社の研修を受けていたのですが、そのメンバーが組織変更で異動となり、後続のメンバーはTableau社の研修を受けていない状態で引継ぎが行われていたため、今後Tableauユーザーを増やしていくためには定期的なフォローが必要だと感じていました。

松本さん:現場に問題意識を持ってもらうことと、誰でもデータを扱える環境作りをしたかったことです。
先ほど山口からもありましたが、Excelの集計に非常に時間がかかっており、集計することが目的となっていました。本来、集計後のデータを見て分析を行うことが目的だったのですが、当時は集計自体が目的となっており各担当者の問題意識が低い状況でした。
また集計作業者しかデータを扱えない環境だったので、手戻りが起きた時は修正にさらに工数がかかるという状況でした。その状況を変えたいと思っていました。


単純な作り方のみでなく、作るうえで必要な考え方までしっかり持っていること。

ーーキーウォーカーを選んだ理由をお聞かせ下さい。

山口さん:「Tableauトレーニング」ができるところを探していました。何社か候補はありましたがトレーニングだけでなくダッシュボードの作成も行っていらっしゃり、「Tableauダッシュボードギャラリー」も拝見させて頂いたところ、これなら技術的に問題は無いだろうと思ったことと、「Tableauに関するブログ」も拝見させて頂き、ダッシュボードの単純な作り方だけでなく、作るうえでの考え方もしっかり持っておられましたので、これなら初心者でもしっかりスキルを身に付けることができると思いました。
また「Tableauトレーニング」はオンラインでもオフラインでも対応できることに加え、15人規模でも対応が可能ということが弊社には合っていると思い、ご相談させて頂きました。


「Tableauトレーニング」受講後に「Tableau QAサポート」で丁寧にサポートして頂けるところが、社内のデータ活用の機運の底上げにつながっている。

ーー「Tableauトレーニング」「Tableau QAサポート」実施後の効果をお聞かせください。

山口さん:「Tableauトレーニング」については想定通り、Tableauを扱える人数を増やすことができました。「Tableauトレーニング」を受ける前は30人前後だったのですが、現在は45名程度に増えています。
選ばせていただいた理由でもお伝えしましたが、オンラインでも実施できましたので、本社のみでなく秋田や福島のメンバーも参加でき、そのメンバーがTableauダッシュボードを一通り作れるレベルになったのは効果を実感できるポイントでした。
「Tableau QAサポート」については、「Tableauトレーニング」を受けた後のユーザーフォローとして非常に効果を感じています。「Tableauトレーニング」受講後、現場で実際にダッシュボードを作ろうとするとどうしても詰まってしまう部分があったのですが、「Tableau QAサポート」なら迅速にわかりやすく回答して頂けるので、Tableauユーザーのスキルアップだけでなく、モチベーションの向上や、それに伴う社内のデータ活用の機運の底上げなどにも寄与していると思っています。私たちは週一のオンラインでのフォローも依頼しており、その定例時に色々質問ができることも現場からの評価が高く、効果としても非常に高いと思っています。


ーー「Tableauトレーニング」「Tableau QAサポート」の良い点をお聞かせください。

山口さん:「Tableauトレーニング」については2日間でTableauダッシュボード作成における”考え方から作り方まで”一通り学べるところが良い点だと思いました。弊社にとっては人数規模もちょうどよく、大人数で一度に受講できるところも良い点だと思っています。
「Tableau QAサポート」については迅速に対応して頂けるところと、質問者のレベルに合わせて回答して頂けるところです。迅速に対応して頂けるので業務が滞ることが少なくなったのが、非常に良い点だと思っています。
またスプレッドシートに過去の回答が溜まっているのでナレッジの共有にもなり、色々な人が確認できるところが非常に良い点だなと思っています。


今後は部門間を跨いだダッシュボードを作成し、全員でデータ分析を共有できるような環境にしていきたい。

ーーキーウォーカーの評価についてお聞かせ下さい。

山口さん:トータルでソリューションを提案して頂けるので非常に専門性が高いと感じています。ダッシュボード作成やQAサポートの対応から見ても、ノウハウがしっかりと詰まった対応になっていることがわかりますし、単純なダッシュボードの作成フォローだけでなくデザイン部分についてもご提案頂けますし、Tableauに適したデータ構造で構築して頂けるので非常に満足しています。同時に高いスキルを持っていると感じています。


ーー最後にアネスト岩田様の今後の展望についてお聞かせ下さい。

山口さん:やはりデータのビジュアル化を全社的に進めていき、社内で分析しやすいダッシュボードを更に作成していきたいと思っています。

松本さん:部門間を跨いだダッシュボードを作成していき、データを社内全員で共有できるような環境を構築したいです。現在は部門完結型のダッシュボードとなっているのですが、将来的には色々な部署のデータを横断的に見られるようなダッシュボードを作成し、皆で共有できるような形にしていきたいと思っています。

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