【開催報告】SBCメディカルグループ×キーウォーカー Tableauユーザー×パートナー合同LT会

2026年1月23日(金)、Tableauユーザー企業であるSBCメディカルグループと、パートナー企業である株式会社キーウォーカーによる合同LT(ライトニングトーク)会が開催されました。
「ユーザー企業」と「パートナー企業」という異なる立場の両社がタッグを組み、現場のリアルな活用事例やコミュニティ活動、技術的なTipsをシェアした本イベントの様子をご報告します。
イベント概要
本イベントは、単なる成功事例の紹介にとどまらず、データ活用の現場で直面する「リアルな困りごと」や「DATA Saber活動の苦労話」など、等身大の情報を共有することを目的として開催されました。
講演内容
当日は全6名の登壇者により、組織文化の醸成から明日使える技術Tipsまで、幅広いテーマでLTが行われました。
1. ユーザー企業のリアルな葛藤と挑戦(SBCメディカルグループ株式会社)
SBCメディカルグループからは、Tableau CoE(Center of Excellence)チームの立ち上げと、データ活用文化を根付かせるための奮闘が語られました。
- DATA Saber認定までの苦労話(水野なみ 氏)
Tableau歴約半年でDATA Saber Bridgeに挑戦中の水野氏からは、社内でデータ活用の資格認定への理解が進んでおらず、メリットが浸透していないという苦労話が共有されました。業務での活用頻度とのギャップに悩みながらも挑戦を続ける姿勢が語られました。 - SBCメディカルグループTableauCoEチームの1年目の成果と課題(佐野和真 氏)
CoEチームは「自ら考え、動き、改善できる組織」を目指し、社内勉強会やKPIダッシュボード作成による工数削減を実現しました。一方で、データ活用人材の「二極化」や、非公式活動ゆえのリソース不足といった課題も浮き彫りになっており、今後は活動の「公式化」を目指していく方針が示されました。 - Tableauへの片想いと”画面の外のOrdeal”:羽ばたく日まで刃を磨く(清水拓真 氏)
清水氏は、Excel作業からの解放とTableauの分析の楽しさに魅了された「楽観期」から、組織のコスト意識や文化の壁に阻まれ提案が却下される「挫折」までのリアルな心情を吐露しました。 ツール導入は氷山の一角に過ぎず、水面下にある「組織文化」を変える必要性を痛感した清水氏は、来るべきチャンスに備えて技術と交渉力を磨く「戦略的準備期間」としてDATA Saberへの挑戦を位置づけています。 - 25年新卒研修から始まったTableau CoEチーム立ち上げ。そしてDATA Saberへの挑戦。(三俣大輔 氏)
2018年からTableauを利用している三俣氏は、2025年入社の新卒メンバーを中心にCoEチームを発足させました。単にダッシュボードを「作る人」だけでなく、データ文化を「育てる人」を増やすことを目指し、Tableauライセンス数やトレーニング受講者数を着実に伸ばしています。
2. パートナー企業の知見と技術共有(株式会社キーウォーカー)
キーウォーカーからは、技術力を高め合う社内文化の仕組みと、実用的なTableauテクニックが紹介されました。
- Tableau Tips・知見をシェアする文化 + Tips紹介(仲野悠亮 氏)
キーウォーカー社内では、Tableauに関する知識を蓄積する「Tips」活動が活発で、記事総数は400件を突破しています。投稿に対して「いいね」を送り合うシステムがモチベーション向上につながっており、組織全体の技術レベル向上に寄与しています。 LTでは、「無色透明のPNG画像」を使って特定の条件下のみマークを表示させる裏技や、カスタムカラーパレットでサーモグラフィのような表現を行う方法など、ユニークなTipsも披露されました。 - Tableauの増分更新のおさらい(平澤陸 氏)
データ量が増えて更新に時間がかかるという課題に対し、「増分更新」の設定方法が解説されました。日付などの判定カラムを利用して追加分のみを更新することで、待機時間を削減する具体的な手順や、Tableau Cloud上でのスケジュール設定について共有されました。
まとめ
今回の合同LT会では、ユーザー企業とパートナー企業、それぞれの視点から「データ活用」へのアプローチが語られました。
特に印象的だったのは、SBCメディカルグループの皆様が語った「ツール導入だけでなく、組織文化や人を育てることの重要性」です。優れたVizを作る技術だけでなく、組織のタイミングを見極め、粘り強く準備する姿勢(刃を磨くこと)が、データドリブンな組織への変革には不可欠であることが共有されました。
また、キーウォーカーの発表からは、「知見をシェアし合う文化」が技術力の底上げとエンジニアの探求心を支えていることが伝わりました。
立場は違えど、データを通じてより良い組織や社会を作りたいという熱意は共通しており、参加者にとって明日からの活動のヒントとなる貴重な時間となりました。
株式会社キーウォーカーでは、Tableauの活用支援サービスを行っております。
「導入したけれど使いこなせていない」「社内浸透が進まない」といった些細なお悩みでも構いません。まずは、貴社の状況を気軽にお聞かせください。 また、弊社では、今回のようなユーザー企業様とのLT会やウェビナーなどを随時行っております。 自社での取り組みや成果を形にしたいとお悩みのDX推進やCoEのご担当者の皆様は是非ご相談ください。企画から一緒に考えて発表の場を作るお手伝いもさせていただきます。
