株式会社アダストリア様 導入事例

アジャイル開発された満足度の高いダッシュボードを導入後、データを分析できる担当者が約10倍に増加。

導入事例:株式会社アダストリア様

株式会社アダストリア DX戦略部データ活用チーム シニアマネージャー 甲斐さん

30を超えるブランドを展開し、国内外で1,400以上の店舗を運営、ECサイトは利用ユーザー数が1,300万人を超えるアパレル企業「株式会社アダストリア」。
将来的に社内の「セルフBI」構想も描いている株式会社アダストリアで、何故Tableauダッシュボード制作をキーウォーカーに依頼したのか。その背景なども踏まえてDX戦略部データ活用チームシニアマネージャー甲斐さんにお話を伺いました。

30を超えるブランドを展開。国内外で1,400以上の店舗を運営、ECサイトは1,300万人以上が利用。

ーーはじめに事業内容や業務内容について、お聞かせください。

甲斐さん:株式会社アダストリアはファッションブランドを中心に展開しているアパレル企業です。30を超えるブランドを展開しており、国内外で1,400以上の店舗を運営、ECサイトにおいては1,300万人以上のユーザーにご利用頂いております。
アパレルのみならずマルチカテゴリとして生活雑貨や家具、最近では飲食などにも展開しております。
私が所属するDX戦略部データ活用チームでは、2つの部門があり、帳票やレポートといったデータを可視化する部門と、データ分析を行い経営判断や運営に活かす部門に分かれています。私はその2つの部門を統括しております。

Tableau導入直後は「セルフBI」などいきなりするのではなく、元々の運用にTableauを入れる形で導入を推進

ーー業務上課題になっていたことをお聞かせください。

株式会社アダストリア DX戦略部データ活用チーム シニアマネージャー 甲斐さん
甲斐さん:Tableauの特性を活かしたダッシュボードを作成できる人が少なかったことです。
背景からお話しすると、元々各ブランド毎で異なるシステムを利用していましたが、そこをDX戦略部がシステムを統一するように働きかけておりました。
元々のシステムはRAWデータを抽出し、各ユーザーがデータを2次加工して分析する運用を行っていましたが、新しいプラットフォームに移行するにあたり何かBIツールを入れてより深い分析ができないか社内で検討した際、Tableauに白羽の矢が立ち導入が決まりました。
ただ最初から「セルフBI」のような形で利用することは難しかったので、初めは運用ルールに則りRAWデータを抽出し、そのデータをTableau上で見るような形で導入を進めていきました。

ただ本来Tableauはデータを抽出して見せるだけのサービスでは無いので、グラフィカルに見せるなどTableauの特性を生かしたダッシュボードを作成したいという思いがありTableau社に相談しました。

Tableauの特性を生かした伝わりやすいダッシュボード作成の作成に期待

ーーキーウォーカーを選んだ理由をお聞かせください。

将来的に社内のTableau利用拡大も考えている甲斐さん

甲斐さん:「Tableauダッシュボードギャラリー」からダッシュボードのサンプルを拝見し、Tableau本来の特性を活かしたダッシュボードが作成できるのではないかと思いご相談させていただきました。
Tableauさんから実は他の会社さんも紹介されていたのですが、各社のダッシュボードサンプルと比較すると、見た目の部分などで優れていると感じました。ぱっと見た感じで数字が目に付いたり、強調部分がわかりやすいなどがありました。実際「見た目の部分はすごく力を入れている」というお話を聞き、依頼してみようと思いました。

作成を依頼するに当たり、見た目の部分となると中々伝わりづらい所も出てくると思うのですが、意思疎通も上手くいくだろうと感じたのもポイントの1つです。
またTableauトレーニングメニューも用意されておりましたので、将来的にTableauの社内展開を拡大していく際にそのメニューを利用できるのではないかと思ったことも理由に挙げられます。

数人のみの数値確認から、10倍以上のメンバーがダッシュボードで確認できるデータドリブンな組織へ

ーー依頼後、一番最初に取り組んだことをお聞かせください。

甲斐さん:「StaffBoardダッシュボード」という新しいダッシュボードの作成をお願いしました。構想はありましたのでTableau上で作ったラフ画をお渡しして作成して頂きました。アジャイル開発で作成スピードが早かったところは非常に有難かったです。

ーーTableauダッシュボード納品後の効果を、お聞かせください。

甲斐さん:今までは運営チームがExcelで手集計して分析を行っていたのですが、ダッシュボード納品後はクイックに各担当者ごとで数値を確認することができるようになりました。
今まで数値は2~3人のマーケティングチームしか見ておりませんでしたが、現在ではその約10倍の人数の各担当者が数値を見れるようになったので、データドリブンな環境が少しずつ根付いていると感じております。

アダストリア様が使用している「StaffBoardダッシュボード」のTableauダッシュボード画面

難易度の高い要望に対しても迅速に対応

ーーキーウォーカーの評価について、お聞かせください。

甲斐さん:依頼前はやはり不安がありましたが、作成中はスピードが早く、こちらが難易度が高いだろうなぁと思っていた要望に対しても、しっかりと考えて対応してくださったので依頼前の不安は無くなっていきました。
アジャイル開発で作成しながら、かつ提案をしながらより良いダッシュボードを作成していこうという姿勢なのでとても良い印象を持っております。

社内に「セルフBI」を根付かせていきたい

ーーアダストリア様の今後の展望について、お聞かせください。

甲斐さん:「セルフBI」を目指していきたいと思っております。
ダッシュボード作成も私たちのようなDX戦略部が行っていくのではなく、各部署でダッシュボード作成を含めデータを可視化・分析を行っていけるように数年かけて行っていきたいと思っております。
そのためにはまずダッシュボード作成よりも前に、データ可視化の大切さを、データ分析の方法から組織に根付かせていきたいと思っております。
Tableauワークショップ」や「Tableauトレーニング」などのメニューの活用も検討させて頂き、目指すべきところに進めていければと思っております。

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