Tableau Catalogをためしてみた

実行環境

TableauCloud環境↓

Tableau Server のバージョン: 2023.3.0 (20233.23.1214.1528) 64ビット Linux Tableau Pod: prod-apnortheast-a

データ品質に関する警告

早速、Tableau Catalogを有効にすると、データ品質警告ができるようになります。

警告は手動で設定します。これによりユーザーが問題を認識できます。

データ品質の警告は、データ ソース、データベース、テーブル、フロー、仮想接続、仮想接続テーブル、および列に対して設定できます。

使い方として、Tableauダッシュボードの開発者に、注意喚起して、誤ったデータによる可視化を防ぐことができます!

以下簡単に手順です。↓

今回は、仮想接続テーブルに警告を設定してみます。まず、名称の右にある「・・・」をクリックして、DataLabelのデータ品質に関する警告をクリック
設定をした警告は、こちらの画面で、詳細を選択して保存
こんなかんじで表示されます!

影響分析にリネージをつかってみた

例えば、TableauCloudにパブリッシュしたワークブックの系列をみることができます。

系列をクリックすると右側に表示されます
 
さらに、名前をクリックするとその詳細が表示されます

具体的な事例として、データに不具合(更新失敗など)が発生してユーザーにアナウンスする運用を行っている時、影響範囲を簡単に調査できます。

https://help.tableau.com/current/online/en-us/dm_lineage.htm

データの詳細

データの詳細では、メタデータのウィンドウを表示することができます。

詳細を見たいデータのワークブックからデータの詳細をクリック
 
右側にデータの詳細が表示されます
 

データに説明を追加

Tableau Catalogを有効にすることで、データに説明を追加できます。

Tableauダッシュボードの開発者に可視化時の注意事項や計算方法を共有することで、間違った可視化を防ぐことができます。

例えば、データソースに説明を追加してみます。

カスタムデータラベル

データラベルは、既存のものが下記の画像のようにあり、これらを使用すると、データを分類して、細分化できます。

データラベルは、メタデータを分類するうえで、より新しい拡張的なもので、組織に合わせた管理を行う事ができ、以下の外部アセットに付けることができます。

  1. データベース
  2. テーブル
  3. 列 (認証を除く) (Tableau Cloud 2022 年 10 月 / Server 2022.3 で導入された列ラベル)
  4. データ ソース
  5. フロー
  6. 仮想接続
  7. 仮想接続テーブル

管理者として、TableauCloudにはいりますと、データラベルを自分で作成することができます。

既存のデータラベルがあります。

データアセットに設定できる機能です。

左側にあるデータラベルをクリックする
新しいラベルをクリックする
データサイエンスというラベルを新しく追加します。ラベルの説明は必須です
 

データの全体像

Tableau Catalogでは、「外部アセット」によって、データの全体像が把握できます。

TableauCloudにはいり、左の外部アセットをクリック
 

個人的な初見

個人的に、Tableau Catalogを使用してみて、各種機能の評価を10段階で可視化してみました。カスタムデータラベルで分類するのは、使えそうだと思いました。

10段階で評価

おわりに

個人的に初めて使用してみて、TableauCloudにあるデータに、さらに細かく警告をつけたり、ラベルをつけたり、説明をかいたり、分類したり、詳細をみたり・・・といったかんじでデータの「データ」を追加していくというイメージで、データ管理という観点から見れば、とても優れた機能ではと思いました。

今後Tableauがさらに浸透して民主的なコンテンツとして、人々の生活を豊かにしていくといいなとおもいます。このログがTableau Catalogを使ったことない方や、Tableauをまだ使ったことがないが、使ってみたいという方の少しでもお役に立てたら幸いです。

お読みいただき、ありがとうございました!

弊社Tableau サービスページ:https://www.keywalker.co.jp/tableau/tableau.html

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