イオンディライト株式会社様 導入事例

社内の月間1万件以上の質問にAIが回答、「AIマネージャー」導入で従業員が働きやすい環境を実現!

【AI開発支援サービス】

導入事例:イオンディライト株式会社 様 

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IT企画開発グループ 田代 祐里香 様

イオングループのファシリティマネジメント企業であるイオンディライト株式会社様は、主に商業施設やオフィスビル、学校、病院などの施設を、設備管理、清掃、警備、建設施工などのサービスを通じて総合的に管理運営しています。その中で、社員が業務上の不明点を即座に解決することを目的として、キーウォーカーのAI開発支援サービスをご利用いただき、「AIマネージャー」を開発いたしました。「AIマネージャー」導入前の課題、導入後の効果、今後の展望などについてお話を伺いました。


AIを活用し、より従業員が働きやすい会社に環境を整えていく

ーーはじめに田代様の業務内容について教えてください。

田代様:
 私はIT企画開発グループという部署に所属しておりまして、ITを使ってどう会社を変えていくのか、AIやその他のデジタル技術を活用して従業員の負担を下げていく、新しい価値を創出していく、というようなことを考え企画・開発を行っている部署になります。
私の業務内容ですが、主にご支援いただいている「AIマネージャー」導入のように、AIを活用し従業員が働きやすい環境を整えていくことと、それに伴うデータ管理・可視化・活用の方法を考えていくことを担当しております。
また、社内の情報伝達として、社内ポータルサイトの運用も担当しております。

田代様

若手社員のアイデアから生まれた「AIマネージャー」


ーー「AIマネージャー」導入前、社内ナレッジの活用や情報共有において、どのような課題がありましたか?

田代様:
 社内マニュアルや申請書類などがあらゆる場所に散在しており、「どこにあるのかよくわからない」という課題を抱えていました。そのため、探したり調べたりする作業に大変時間がかかっておりました。また、新入社員などの若手社員においては「誰に聞いたら良いのかもわからない」という課題もありました。
 「AIマネージャー」が生まれた発端は、社内の〈若手未来検討プロジェクト〉という、会社を良くするためのアイデアを発表する場がありまして、そこで若手社員から出てきた「こういうAIがあったら助かるよね」というアイデアを社長が取り上げたことがきっかけです。 


単なるツール導入に留まらず、社内でスキルを育てられるサポート体制が魅力的だった


ーーキーウォーカーを選んだ理由

田代様:
 AIを自社で開発するには専門的な知識が求められるため、ハードルが高く、なかなか着手できずにいました。そこで当初Tableauでご支援いただいていたキーウォーカーさんに、AI活用のプロジェクトについてもご相談させていただきました。明確に作りたいものが定まっていない中プロジェクトを進めるということがTableauのプロジェクトと似ていたことや、Tableauのご支援でスピーディーかつ柔軟に対応していただいていたことの安心感から、キーウォーカーさんにお願いすることに決めました。


「AIマネージャー」への質問はコンスタントに月間1万件以上


ーー「AIマネージャー」導入後、業務効率や生産性にどのような変化がありましたか?

田代様:
 現在、「AIマネージャー」への質問が1日に500件前後、月間だと1万件以上コンスタントに発生していますので、上司への質問・相談が月間1万件減ったと考えると、社内の業務効率化に貢献できているのではないかと感じています。また、「これまでどこにあるかわからなかった資料をリンク付きで回答してくれるのでありがたい」「質問ができる範囲が広がってより便利になった」などの嬉しい意見もいただいています。
 機能アップデートごとに社内ポータルで認知活動を継続的に行っていることもあり、だいぶ社内で定着してきています。

 人事の方からは、どういうマニュアルだとよりAIが理解しやすいか質問を受けるなど、業務を効率化するためにAIに業務を寄せていくという意識が出てきていると聞いています。

田代様

ーー「AIマネージャー」を活用する中で、印象的だったユーザーの声やエピソードがあれば教えてください。

田代様:
 やはり、資料を探しやすくなったという声が一番多いです。印象的なエピソードは、「AIマネージャーをみんなで育てる」というコンセプトで、AIが質問に答える度に「AIマネージャー」の管理画面にある「木の絵」が育っていくというゲームのような仕組みを取り入れたところ、より親しみやすく、より積極的に活用してくれるようになったことです。


「AIマネージャー」導入により、社内のAIに対するハードルが下がった


ーー導入後、社員の業務に対する意識や働き方に変化はありましたか?

田代様:
 「AIマネージャー」に対するユーザーからの意見が、AIのことを理解をした上で出てくるようになってきたので、社内のAIに対するハードルが下がったのではないかと思います。
ハードルが下がってきたことにより、見積書の作成や他の入力業務などもAIでできるのではないかというような様々なアイデアが現場から出てくるようになりました。

田代様

今後は業務特化型でAIを活用していきたい

ーー今後、「AIマネージャー」をどのように進化・展開させていく予定ですか?

田代様:
 今の「AIマネージャー」に搭載しているRAG(検索拡張生成)の技術だけでは、社内の業務効率化が実現できないため、他の機能も充実させ、もっと広い視点でAIの活用を進めていきたいと考えています。AIエージェントのようなアプローチで、経費処理や営業資料作成など、各部署の業務に特化し業務の流れに組み込めるものも構築していきたいです。


ーーこの度はお時間頂きありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

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