AIマネージャーは、⽣成AIの技術を活⽤し、質問事項を⼊⼒すると社内ネットワーク上にある規定やマニュアル等の社内ドキュメントから有⽤なドキュメントを抽出して対象となるファイルと共にAIが要約した⽂書を掲⽰します。
■ AIマネージャー開発の背景と概要
新⼊社員や業務に関する知⾒、各種申請業務における社内⼿続きを確認したい社員などが抱えがちな課題として、「社内の誰に確認すればよいのか分からない」、「社内ネットワーク内にある規定やマニュアル等から解決できることなのか否かが分からず、それらの探索にも時間を要してしまう」などが挙げられます。
そこで、「AIで気軽に解決できるような場を創れないか」という若⼿プロジェクトの発想から、昨今注⽬されている「⽣成AI」の技術を活⽤し、会社が保有する様々な規定やマニュアル類を対話形式でAIが探し当て⽰すことで、それらの探索に要していた業務時間の⼤幅な短縮を⽬指し「AIマネージャー」を共同開発する運びとなりました。
■ AIマネージャー導⼊の効果
AIマネージャーの導⼊により社内のドキュメント探索における煩雑な作業を⼤幅に削減し、習得したいナレッジを効率的に得られるため、素早く実務に活⽤することが可能となり、⽣産性の向上と業務効率化を実現します。
■ 開発におけるポイントと今後の展望
AIマネージャーでは、対話内容の統計データを管理画⾯上で確認することができ、⽇常の業務において、現場社員がどのようなことで困っているかを把握することができます。
また、対話の質に対してユーザーがレビューできる機能を具備・活⽤すること[A1] により回答精度を上げることが可能です。
その他、操作性の改善や機能の拡張を⾏い、現場での運⽤を通じて活⽤される⾒積もりデータやマニュアルなど、業務⽀援範囲の拡⼤を⽬的とした第2フェーズ、第3フェーズに向け、⾼度なカスタマイズに取り組んでいます。
当社は、今後もビッグデータとアルゴリズムによる課題解決をテーマにお客様のニーズに柔軟に対応し、DXに取り組む企業を⽀援してまいります。
※イオンディライト株式会社2023年９⽉29⽇付「従業員向け対話型AI『AIマネージャー』の運⽤を10⽉より開始」も併せてご確認ください。
この記事の著者：市川美穂
