Bar in Barの作成方法〜Tableau Tips01〜
Tableau TipsではTableauを使用する上で、よく使われるけど、意外と難しいグラフの作成方法を紹介しています。演習用のデータも配布していますので、ぜひご活用ください。
Bar in Barとは?
Bar in Barは、2つの数値を同じカテゴリで比較する時にとても便利なグラフです。
たとえば、「計画 vs 実績」や「昨年 vs 今年」などを一目でわかるように表現したいときに使います
Bar in Barの作成方法
1.計算フィールド「オーダー年月」を作成
Tips:
- ・DATETRUNC関数:指定した粒度(年・月・日など)で日付を丸める関数、データ型は[日付と時刻]型で返される
- ・DATE関数:データ型を日付型に変更する
2.パラメータ「日付選択」を作成する
名前:日付選択 ・ データ型:日付・表示形式:カスタム → yyyy/mm
現在の値:2024/12/01・許容値:リスト
ワークブックが開いている場合を選択して「オーダー年月」を指定する
Tips:
- ・表示形式はカスタムにすることで自由入力をすることができる
[y → 年] , [m → 月] , [d → 日] , [ddd → 曜日] を表す - ・【ワークブックが開いている場合】を選択して、値の追加元を選択するとデータベースに格納されている値を自動で格納してくれます
- ・【固定】だと、パラメータを作成した際の値が保持され続けます
3.計算フィールド「当年数量」「前年数量」を作成する


Tips
- ・DATEADD関数:指定の粒度で時系列を動かすことができる関数
1ヵ月前、1年前、3ヶ月後、、、など
データ型は[日付と時刻]型で繰り返される
4.列に[前年数量]と[当年数量]、行に[サブカテゴリ]を入れる
※[前年数量]、[当年数量]の順番で入れること
5.下記の操作を行う
・ [当年数量]を右クリックして、【二重軸】を選択
・ [前年数量] の軸を右クリックして、【軸の同期】を選択
・「すべて」のマークを棒グラフに変更
・「メジャーネーム」の色の凡例を適切な色に調整
・「今年発行件数」のサイズを適当に「昨年発行件数」の幅より小さくする
6.色の編集
Tips
- ・色の凡例の項目をダブルクリックすることで【色の編集】画面へ移動できる
-
・【色の編集】のデータ項目の選択に表示されている項目をクリックした後に、左側のカラーパレットから任意の色を選択することができる
★カラーパレットの選択が可能 - ・【色の編集】のデータ項目の色をダブルクリックすると、より詳細な色の設定を行えるHTMLなどでカラーコードも反映可能
7.パラメータの編集
Tips
- ・作成したパラメータを左クリックして、【パラメータの表示】にチェックを入れることでワークシート上にパラメータが表示される
-
・パラメータにマウスオーバーすると表示される▼マークから表示型式も変更能
●単一の値のリスト(ラジオボタン)
●圧縮リスト(プルダウン形式)
●スライダー型式
当年数量の軸にマウスオーバーすると表示されるソートボタンをクリックすることで当年数量を降順(多い順)に並び替えすることができる
パラメータを切り替えることによってグラフが変わることを確認する
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